広州=桑原健】日産自動車は26日、中国で3月18日に主力セダン「ティアナ」の新モデルを発売すると発表した。5年ぶりの刷新となる。燃費や加速性能を改善した。昨年9月に中国全土に反日デモが広がったあと、同社にとって中国では最初の新型車の投入。9~10月に大幅に落ち込んだ中国販売の回復につなげたい考えだ。
新型ティアナは世界に先駆けて中国に投入。エンジンの改良で燃費性能を約3割向上。横幅を3.5センチ広げるなど車体も大きくした。予約価格は19万元(約285万円、排気量2リットル型)から。3月の発売時に正式な定価を発表する。
ティアナは全世界での累計販売台数が100万台を超え、このうち7割を中国で販売した主力車の一つ。中国合弁、東風汽車の中村公泰総裁は26日の記者会見で、尖閣問題の影響で落ち込んだ中国販売について「新型ティアナの発売を弾みに4~5月には前年水準に戻したい」と語った。
リソース:日本経済新聞
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