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2013年5月23日木曜日

「レンタル彼氏」を重宝する中国キャリア女性たち

結婚より夢の実現優先

親に結婚を迫られている「結婚適齢期」の中国女性の間で重宝されている「レンタル彼氏」。本業は金融マンで、休みになるとボランティアで彼氏役を請け負う男性、王卓さん(27)のもとには、この2年で100人以上の女性から問い合わせがあった。最近の中国の女性たちはどのような事情でレンタル彼氏にすがるのか。王さんの話から見えた彼女たちの姿は――。
 
レンタル彼氏を請け負う王さん。2年で5人の女性の帰省に付き合った(北京)
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レンタル彼氏を請け負う王さん。2年で5人の女性の帰省に付き合った(北京)

35歳にして部下は1000人。北京の民間金融機関で働くバリバリのキャリアウーマン、陳寧さん(仮名)が王さんにショートメッセージを送ってきたのは2011年秋の国慶節(建国記念日)休みの直前だった。「あなた、レンタル彼氏をやっているんだって?ちょっと会えるかしら」。王さんと同じ会社の10歳上の先輩社員だった。

「どうしても結婚したくないの。彼氏もつくりたくない」。会うなり、彼女は悩みを吐露した。北京の一流大学を卒業後、この会社に入り、2万人いる社員の上位30人にまで上り詰めた。このまま突き進めば女性総経理(社長)だって夢ではない。結婚や恋愛は今の陳さんにとっては優先課題ではない。

陳さんにとって悩ましいのが両親、そして両親以上にうるさい祖父母の存在だ。「35歳にもなって独り身なのはおかしい。何か問題でもあるのかって近所でうわさになっているのよ」。祖母からは繰り返しこう言われる。何度も反論は試みた。「おばあちゃん、仕事はやりがいがあるのよ。同期でも出世頭の一人で、さらに会社で上に行けそうなの」といくら説明しても、祖母にはぴんと来ない。「で、子どもはどうするの?」と聞かれ、答えに窮する。

そこで国慶節休みにレンタル彼氏を北京郊外の実家に連れて帰り、親族を安心させる作戦に出た。「彼氏」の王さんは年齢差を隠すためにあえて実際より年上に見えるようスーツを着込み「30歳です」と5歳サバを読んだ。同じ会社のボーイフレンドだとすっかりだまされた祖母は安堵の表情を見せた。

祖父母が陳さんに早期の結婚、出産を促すのは、かわいい曽(ひ)孫が見たいからだけではない。年金や介護など社会保障が不十分な中国では、老後に面倒を見てくれるのは子と孫しかいないという切実な事情もある。

100人以上から問い合わせがあった王さんだが、実際に彼氏を装って帰省に付き合ったのは5回。トラブルに巻き込まれないようにするため、事前にチャットで女性から十分に事情を聴き、女性の勤務先でまず面会する、というルールを自分に課している。

河北省出身の29歳。医療関連のベンチャー企業に勤める女性、趙小氷さん(仮名)の場合、毎晩のように親から結婚を促す電話がかかってくるのに閉口し、王さんに助けを求めてきた。聞けば帰省のたびにお見合いを設定されているという。だが趙さんからすれば、今の都会のシングルライフを上回る魅力は見いだせない。「姑(しゅうとめ)との関係を考えたらゾッとするわ。少しでも帰宅が遅かったら文句を言われそうで、いまの自由がなくなってしまう」

昨年の春節(旧正月)、2人は河北省の趙さんの実家で一週間を過ごした。「自分は山東省出身で北京の金融機関に勤めています。親は田舎に家を持っていますが、北京ではマンションも車もありません」と王さんが自己紹介すると、初対面なのに女性の父親は肩をたたきながら、こう答えた。「大丈夫、大丈夫。結婚すれば、家も車も全部買ってあげる」

2年前、初めてインターネットに「無料彼氏」の広告を出した時には、一つ一つの依頼が新鮮で楽しかった王さん。しかし、さすがに問い合わせが100件を超えると、現代の女性たちがいかに大きなプレッシャーの下で生きているかを実感するようになった。王さんはこう語る。「どの家でも両親がとても良くしてくれるので、だますのは悪いと思うが、レンタル彼氏を使うことで女性たちがキャリアを追求し、夢が実現できるのだとすれば意味のあることだと思う」

リソース:日本経済新聞

2013年5月15日水曜日

4月の中国新車販売、前年比13%増の184万台

中国の4月の新車販売台数は前年同月比13%増となり、前月を上回る伸びを示した。中国の景気回復が市場予想に及ばないことを示す指標が出ているものの、需要は引き続き堅調だった。

乗用・商用車の4月の販売台数は184万台(前年同月は162万4000台)となった、と半官半民の中国汽車工業協会(CAAM)は9日発表した。3月は11%増だった。

乗用車の販売台数は13%増の144万台だった、と協会は明らかにした。

リソース:ウォール・ストリート・ジャーナル

中国成長率、7.2%が防衛線? 人民日報が記事

中国共産党の機関紙、人民日報は9日、経済成長率が8%を下回る状態が続いていることに関し「2015年までの第12次5カ年計画の期間中の潜在成長率は7.2%前後。それを下回らなければ大きな問題はない」とする記事を掲載した。中国政府が大規模な経済対策に動き出す防衛ラインとして、市場などで「7.2%」が意識されそうだ。

中国の1~3月の実質成長率は前年同期比7.7%と、4四半期連続で8%を下回った。記事では専門家による潜在成長率の試算を引用し「足元の成長は正常な軌道から外れていない」と強調した。

記事には、成長鈍化への不安が広がらないよう世論を誘導するとともに、過大な投資で経済規模のかさ上げに走る地方政府をけん制する習近平指導部の意向が働いているとみられる。(北京=大越匡洋)

リソース:日本経済新聞

中国の人件費、3年で6割増 アジア新興国で最高

製造業の流出加速も

中国で社会保障費なども含めた人件費が過去3年間で6割以上上昇したことがわかった。1人当たりの人件費はリーマン・ショック直後の2009年から12年の間に、経済成長や通貨高を背景にタイやマレーシアを上回り、アジアの新興国の中で最高水準となった。人件費上昇に伴う消費拡大は中国の内需を狙う企業には追い風だが、生産拠点の優位性は揺らぐ。日本企業が人件費のより低いベトナムやミャンマーなど東…

リソース:日本経済新聞

中国産の玄ソバ、生産増でも高値 現地農家が強気

中国産玄ソバ(ソバの実)の高値が続いている。輸入商社の製粉会社向け卸価格は現在、2011年産で45キロ5000円台中心。過去最高値だった前年同月(10年産)より2割安いが、4000円以下だった09年産までに比べ3割以上高い。日本国内の需要は鈍く製粉会社は値下げを求めている。ただ昨年の高騰相場を経験した中国の農家や集荷業者が値下げに応じない。

中国産玄ソバは国内そば粉需要の約7割を占める。同国では…

リソース:日本経済新聞

中国、金の購入量最高 3月香港経由

中国が金の現物の購入を大幅に増やしている。3月の香港経由の金購入量は224トンと前年同月の3.6倍で、単月として過去最高となった。1~3月累計では372トンで2012年通年の4割強に達している。購入から売却を差し引いた実質購入量も3月は130トンと過去最高だった。

3月の金価格はおおむね前月より安値で推移した。安値とみた消費者が地金や宝飾品の購入を増やしたもようだ。同時に「現物の売買で利ざやを稼…

リソース:日本経済新聞

2013年4月30日火曜日

鉄鉱石価格、中国鋼材需給の緩和観測を背景に下落-安値圏で推移

高炉の製鉄原料となる鉄鉱石の価格が鋼材需給緩和観測を背景に下落している。国際指標となる中国向け鉄鉱石のスポット(随時契約)価格は足元でトン当たり134ドル前後で、2月下旬に比べ15%ほど安く、年初来安値圏で推移。「中国の不動産投資規制の強化や金利引き上げ観測などを受け鋼材需要の減退懸念が強まった。鉄鋼製品在庫の水準が高いことも圧迫材料」(マーケット・リスク・アドバイザリーの新村直弘代表取締役)との指摘があった。

中国鋼鉄工業協会(CISA)推計によると、同国の3月上旬の日当たり粗鋼生産は208・5万トンと200万トンを超え、2月下旬に比べ2・5%増えた。鉄鋼製品在庫は2079万トンと2000万トン台に乗せ増加。このため「鉄鋼製品価格が軟化し、相関性の高い鉄鉱石価格への下げ圧力が高まった」(新村氏)。

中国では中小の鉄鋼メーカーを中心に増産基調が続き、供給過剰が市況を圧迫する構造が続いている。

リソース:日刊工業新聞

NY綿花2カ月ぶり安値 中国の過剰在庫響く

衣料原料となる綿花の国際価格が下落し、ほぼ2カ月ぶりの安値を付けた。指標となるニューヨーク先物価格(期近、終値ベース)は現在、1ポンド(約453グラム)80セント台前半となっており、直近高値の3月15日に比べ1割安い。最大の輸入国である中国から欧州への綿製品輸出が振るわないうえ、中国の過剰在庫が弱材料視されている。

中国では春節(旧正月)後の繊維製品の荷動きが鈍い。製品輸出が…

リソース:日本経済新聞

2013年4月24日水曜日

中国版新幹線、時速300キロで運行開始 ハルビン―大連

中国東北部のハルビン(黒竜江省)―大連(遼寧省)間を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)が21日、夏季ダイヤに移行し、昨年12月の開業以来初めて最高時速300キロで運行し始めた。最低気温がマイナス40度まで下がる寒冷地を走る中国最北部の新幹線で、冬季は時速200キロに抑えて運転していた。

5時間18分かかった両都市間の移動は3時間半に短縮され、観光・ビジネスの拡大が期待される。ハルビン―大連は1930年代~40年代に日本の南満州鉄道(満鉄)の特急「あじあ号」が走った区間。当時は両都市を12時間半で結んでいた。

リソース:日本経済新聞

2013年4月20日土曜日

中国人民銀副総裁発言で元の変動幅拡大観測高まる、国内投資家は懐疑的

[上海 19日 ロイター] 中国人民銀行の易綱副総裁の発言を受けて、人民元の変動幅が近く拡大されるとの観測が高まっているが、国内投資家は懐疑的な見方を示している。

人民銀の易綱副総裁は今週ワシントンで、人民元の変動幅が近い将来に拡大される可能性があると発言。UBSのアナリスト、マニク・ナライン氏とジェフリー・ユー氏(ロンドン)は72時間以内にも人民銀が元の許容変動幅を広げる可能性があると指摘していた。
だが中国の市場関係者は、前回変動幅が変更された2012年4月当時と比べて、報道機関の扱いも控えめにとどまっており、近く変更される公算は小さいと指摘している。

国営の新華社も、副総裁の発言については、目立たないところに一行だけさらりと触れる程度だった。

前回の変更時は、国営メディアが当時の温家宝首相など当局幹部の声明を報じたり、基準値の調整を行うなどして、事前に変動幅変更のシグナルを送っていたが、今回はこうした一連の手掛かりがないという。

上海の銀行のあるトレーダーは「これは20カ国・地域(G20)会合を控え、人民元切り上げを求める政治的圧力をかわすためのやり方」とし、「人民銀が基準値の設定を通じて相場を事実上管理している限り、変動幅を拡大しても意味がない」と指摘した。

リソース:ロイター

中国、地方の債務拡大 インフラ投資で隠れ借金

GDP比50~60%に

【北京=大越匡洋】中国財政の健全性に懸念が広がっている。格付け各社は地方政府の債務拡大を理由に、中国の格付けを見直した。中央政府と地方の債務残高は推計で国内総生産(GDP)比50~60%。公表ベースの約15%より高く、健全性の目安の上限に近い。インフラ投資による景気のテコ入れが財政悪化と金融不安につながりかねない。

「地方政府の債務リスクを有効に防ぐ」。李克強首相は17日、国務院(政府)の常務会…

リソース:日本経済新聞

中国の地方政府 トップの評価、成長率と直結

▽…中国の地方政府は省級、市級、県級、郷鎮級に大きく分かれる。そのうち省級は33で、北京市や上海市など直轄市が4市、省が22省、チベット自治区など自治区が5区、香港など特別行政区が2区ある。2011年末時点で、省級の下の市級政府は332、県級は2853、郷鎮級は4万466存在する。


▽…地方政府のトップは市長や省長ではなく、各地区の共産党委員会書記が務める。共産党の中央指導部入りには地方政府で実績をあげる必要がある。例えば、習近平共産党総書記は浙江省などで党委書記を務めた。幹部の人事評価は域内総生産(GDP)成長率をどれだけ高めたかが重視され、地方政府間で成長テコ入れの競争が起きやすい。ただ地方政府は慢性的な財源不足に加え、財政規律の維持を目的に地方債の発行も原則禁止されている。このため傘下の地方融資平台(資金調達のためのプラットフォーム会社)を利用した資金調達が横行している。

▽…融資平台は地方政府の担保提供などを利用して銀行から融資を受けるほか、独自の債券も発行。12年の発行額は前年の2倍以上に上った。10%前後の高利回りで個人などから資金を集める「理財商品」の運用先には融資平台の債券も組み込まれ、短期で集めた資金を長期のインフラ投資に流し込む仕組みが複雑に絡み合う。資金の鎖が途切れれば、金融不安が地方政府の信用不安に飛び火しかねず、実体経済にも悪影響が及ぶリスクを指摘する声が出ている。

リソース:日本経済新聞

“日本化”する、90年代生まれの中国男子

日本の「ゆとり社員」とそっくりな新人類

1990年代以降に生まれた中国人は、それ以前の中国人とはかなり違う傾向が見られる(写真:ロイター/アフロ)
 
 中国で、1980年代生まれの人を「80後(バーリンホウ)」、1990年代生まれの人を「90後(ジョウリンホウ)」と呼びます。中国政府の統計によると、昨年は680万人の学生が大学から卒業しました。留年や浪人していないと考えると、彼らは90後として初めて社会に出ることになります。たかが10年と思うかもしれませんが、経済状況が目まぐるしく変化する中国では、世代間の違いは非常に顕著です。

前回は「個人事業主」化する80後を紹介させていただきましたが、今回は90後の生態を紹介したいと思います。私は80後ですが、90後の若者が徐々に社会人になってくるにつれて、彼らがこれまでの世代とはまったく異なるマインドを持っていると痛感しています。

90年代生まれは金遣いがとても荒い

私のバックグラウンドを簡単に説明すると、中国で生まれ、中学校と高校1年までを中国で過ごし、小学校と高校2年からを日本で過ごして、社会人になってからはマッキンゼーの東京オフィスで働きました。その後、游仁堂に転じ、中国と日本を行き来しています。日本と中国を半々ぐらいで見ている私には、90後は、良くも悪くも日本化していると思います。満ち足りた時代に生まれ育ったので、ハングリーさが足りず、タフではない。要するに、草食化している。

まず、90後は非常に金遣いが荒く、今までのいかなる世代とも消費行動が異なります。4年生大学を出た新卒の給料は一般的に3000元(4万5000円、1元=15円換算)程度ですが、5000元弱(7万5000円弱)もするiPhone5を90後はかなりの割合で持っています。80後も確かに70後に比べて消費する傾向にありますが、それは可処分所得の増加によるものです。しかしながら、90後は自分の稼いだ額以上のおカネを使い、貯金はあまりしません。

たとえば、先日、わが社の新入社員で22歳の90後が、上海随一のクラブの1室を借り切って、自分の誕生日会を開きました。特注のケーキをふるまったり、大きなウイスキーのボトルを注文したりするので、われわれ経営陣は彼が支払えないのではないかとヒヤヒヤしていました。しかし、彼はいつの間にか会計を済ませて、さっと帰っていきました。その日の代金は彼の1カ月分の給料を超えていたと思います。おそらく、彼が親からもらったお小遣いで支払ったのでしょう。

90後の若者は海外旅行にもしょっちゅう出掛け、毎回、親に数万円のプレゼントを買って帰ります。日本に旅行したときに人気のおみやげは、1万円程度の日本製電動歯ブラシです。そのおカネの出所は結局、親なのですが……。日本の新卒の社会人が海外旅行で、毎回、親に高価なおみやげを買う人はあまりいないのではないでしょうか。面白いことに90後の親が海外旅行をしても、このような高価なものを自分のために買ったりしません。やはり実際の所得よりも、金銭的な感覚のほうが消費行動に影響を与えていると思います。

日本のゆとり社員と似ている

また、90後はキャリアに対する感覚も80後とは全然違います。70後から80後の世代に見られた強烈なハングリー精神があまり感じられないのです。

私の友人が上海の大きな外資系企業に勤めており、この5年間、毎年インターンを採用しているのですが、80後のインターンは今も全員残っているのに、90後のインターンは半数以下しか残っていないと言います。しかも、辞める理由が情けない。「マルチタスキングに耐え切れず、体調を崩した」「人生について悩み、自信が持てなくなったので親元に帰りたい」などと言う。80後以前の世代なら、上海の大きな外資系企業にインターンで入ったら、頑張っておカネを稼ぎ、ゆくゆくは親を上海に連れてこようと考えたものです。

せっかく海外に留学しても、外国でチャレンジしたくないといって中国に戻ってくる90後も増えています。これも昔なら、たとえば日本に留学したら、おカネをガンガン稼いで両親を呼びたいと考えたものでした。

90後は給料や福利厚生以外に、仕事の内容が好みであるかどうか、会社の雰囲気や仕事の自由度を非常に重視します。

90後と一緒に働いている友人たちは、彼らの主体性のなさも口をそろえて指摘します。私のような80後は、自己主張が強く、どうしても「俺が」「俺が」になってしまいがちで、特に日系企業では、上司からすると扱いにくい存在だと思います。

それに対して、90後は自己主張が少なく、しかっても何の反論もしない。メモをとって素直に「はい」「はい」とうなずいているけれども、本当に聞いているかどうかはあやしい。実際、何回注意しても同じことを繰り返す。そして、自分からは何も質問してこない。今の仕事が楽しいのかつまらないのかもよくわからない……。この感じ、日本のゆとり社員の傾向とよく似ています。

80後であれば上司や先輩に対してリスペクトしますが、上下関係の感覚も90後はあまり持っていないようです。特に新しいメディアやソーシャルツールにおけるコミュニケーションは非常にカジュアルです。弊社では数多くの90後の大学生をインターンとして採用しているのですが、あるプロジェクトで一緒に仕事をした際、普段のやり取りは一般的なのですが、メールやWechat(中国版LINE)だと私を含めたメンバーに対して、まるで友達に話すかのようにフィードバックを行います。これも80後の世代ではなかなか考えられないことです。

大学生は自由な恋愛を謳歌

勉強のほうも、以前ほどはしていないようです。私の時代は、大学受験でいい点を取って、いい大学に入り、有望な会社に入るのが唯一の出世街道と言われていました。私は山東省にある全寮制の進学校に行っていたのですが、基本的に朝8時から夜の10時まで授業があって、そのほかの時間もずっと勉強していました。徹底的な詰め込み教育で、すべて暗記。「英語の辞書も全部暗記したら、きっと英語ができるようになるはずだ!」という滅茶苦茶な理論で、暗記させられました。確かに、英語ができるようにはなりましたが……。

そんな状況ですから、恋愛なんて絶対禁止です。高校の男子寮の隣に女子寮がありましたが、夜、寮に帰るときは先生が見張っていました。生徒が恋愛をしないようにです。「恋愛をすると、成績が下がるから、恋愛をするな」と言われていました。男子と女子が手をつないでもダメ。大学でも、教室でキスをしたカップルが退学処分になり、それが社会議論になったくらいです。

しかし、90後に話を聞くと、今はかなりオープンになっているようです。大学生は自由に恋愛をしているし、高校生も表向きは恋愛禁止ですが、大多数が異性と交際しているとか。これはかなり大きな変化です。
では、なぜ90後の生態は80後のそれと比較して、これほどまで異なるのでしょうか。

それを理解していただくには、まず80後が育ってきた社会環境を少し紹介させて下さい。私を含め、80後の人は、文化大革命(1966~1976年)の頃に青春期をおくった世代の親に育てられました。中国は、文化大革命(以下、文革)によって世代が大きく変化しています。文革の約10年間は大学受験がありませんでした。受験が再開したとき、大学生が1人もおらず、あらゆる組織が人材難だったので、半年で2回も大学受験を行いました。私の両親は初回の受験で合格しています。文革後初期に大学に合格した人たちが、中国の改革開放をリードしてきました。

親世代の40代前半は、最もおカネを持っている

私の子どもの頃はまだ貧しくて、親が卵などは買えなかったと記憶しています。自宅に電話を取り付けると、同じマンション内で電話があるのは私の家だけだったので、マンションの住人が皆、借りに来て、うちの電話が公衆電話化しました。

私が6歳のときに日本に来てビックリしたのが、粗大ゴミ置き場にテレビが大量に捨てられていたことです。中国ではテレビが普及し始めたばかりでしたから、「なんでここにテレビが置いてあるのだろう。もらっていいのかな?」と思ったものです。

しかし、私が高校生ぐらいになると、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、自動車がどんどん普及し始めました。万元戸(資産が100万元以上ある世帯)という言葉も、万元戸が普通になりすぎて死語となり、友達の家族を見渡しても家族に誰か1人は海外で暮らしていたりします。80後は貧しい時代と豊かな時代を両方、経験しています。そのせいか、豊かな時代になってもおカネを浪費してはいけないという価値観が刷り込まれています。

なので、80後以前の世代は、おカネや仕事に対してガツガツしています。おカネをたくさん稼いで家を買いたい、いい仕事について、いい暮らしがしたいという欲求がとても強い。

それが、90後になると、経済成長期とバブルしか経験していないので、おカネに対して執着しません。90後が育った時代は、1987年に始まった改革開放政策が沿岸地区に広く展開され、資本主義の仕組みが次々と中国社会に定着しました。90後が物心ついた2000年代以降は、パソコン、薄型テレビ、携帯電話などが爆発的に普及しました。また、90後の親たちは現在40代前半の人が中心で、中国で今、いちばんおカネを持っている世代です。さらに子どもは一人っ子。一人っ子政策以後に生まれた子どもを「小皇帝」と呼んだりしますが、まさに富裕層がただ一人の小さな皇帝に資産をどんどんつぎ込んでいます。

最近、夕方になると、上海のオフィスビルの前にはアウディ、ベンツ、フォルクスワーゲンなどの高級外車がずらりと並んでいます。私はデートのためにお金持ちの男性が女性を迎えに来ているのかと思いましたが、よく見てみると、90後の親たちが子どもを迎えに来ているのでした。別に帰り道が危険なわけでも何でもありません。かわいい子どもを早く保護したい一心なのです。

中国はもともと儒教の影響で、親は子どもの面倒をきちんと見て、子どもも親を大切にするという文化がありますが、それにしても、社会人になった子どものお迎えは少々度が過ぎているように私は思います。

EQに作用する粉ミルクが人気

もうひとつの背景には、親たちが教育方針を変えてきている影響も大きいと思います。私の子どもの頃はとにかく貧しかったので、「一生懸命勉強して、いい大学に入って、いい仕事をして、いい暮らしをしなさい」と教えられましたが、今はすでにおカネがあります。だから、「おカネではなく、豊かな人生を送ってほしい」と親が願うようになっている。これも、詰め込み教育からゆとり教育に変わっていった日本と同じ流れが起きています。

私の友人が幼児教育の教室を運営していますが、最近のお母さんたちには、知育系よりもクリエーティブ系や性格形成系のレッスンの人気が高いそうです。「IQを上げる」よりも「お絵かきをして創造力を上げる」「忍耐強くなる」「集中力を高める」といった教育が流行っている。

その変化は粉ミルクにも現れています。中国の企業の多くは、最大で4カ月の産休しか取得できないので、働くお母さんの子どもは粉ミルクを飲むのが必須です。粉ミルクを販売している会社は、どんな“成分”が入っているかを宣伝するわけですが、最近の高級粉ミルクは「うちはIQだけでなく、EQ(Emotional Intelligence Quantity、心の知能指数)にも作用する要素が入っている」とうたっています。

高等教育の面でも私の時代に比べて、選択肢の幅がずいぶんと広がっています。今も受験戦争はありますが、推薦入試やOA入試も増えてきているし、専門学校に行ってアート系の分野を学ぶのもすばらしいじゃないかという価値観が生まれている。外国に留学したっていい。ガリ勉で上に行ける人はガリ勉を続ければいいけれども、それができない人にも道がちゃんとある。そういうふうに変わってきています。

聞くところによると、上海の4大重点高校(上海中学、復旦付属、華師第二付属、交大付属)に通う高校生のうち、一般的な大学受験を受けるのはたった27%で、そのほかの生徒は海外の大学へ進学、もしくは推薦などで国内重点大学へ進学しているそうです。

このような変化の中で育ってきた90後は、自分の趣味や生活に対する関心が強く、感受性が豊かです。一方で、おカネや出世に執着しない分、仕事に対して主体性がなく、ガッツが足りないという特徴が見られます。景気の減速も影響しているのか、仕事に対する安定志向が強まっています。

80後の人たちは現在、24~33歳で、これまでに平均6回ほど転職していますが、今後はいい転職先が少なっていくので、転職の回数が減っていくかもしれません。同じ会社にいたとしても、昇給が以前は1回につき、2割ぐらいアップしましたが、上げ幅がだんだん小さくなっています。要するに、うまい話が少なくなっている。ベンチャー志向も弱まっていて、リスクをあまり取りません。

近年、毎年春節(旧暦の正月)の時期が過ぎると、地元に帰省した出稼ぎ労働者が帰ってこないと労働集約型の工場が嘆いている映像をメディアが報道しています。昔は農村から都市に来て工場で働けば、収入が5倍になったので、仕事がどんなにつまらなくても、とりあえず3年ぐらいは働いておカネをため、田舎に戻って家を建てようとしました。あるテレビ番組で、「給料を上げたのに、なぜ戻ってこないのか?」と取材していました。90後の草食化は、農村にまで波及しているのです。

中国のモデルチェンジを促す力に?

このような90後世代は、今後の中国にどのような影響を与えていくのでしょうか。

中国はこれまでずっと労働集約型の工場を作り、製品に付加価値をつけて輸出するモデルが中心でした。しかし、農村の90後も労働集約型の工場で働くことを嫌うようになってきて、今後、ますます働き手が少なくなっていった場合、李首相が目指す7%の経済成長をどうやって維持するのか。賃金コストが高まり、世界の工場としての地位が揺らぎつつある中、李首相は「労働集約型の成長モデルからのシフト」も目標に掲げました。

確かに「90後」の草食系の若者は、甘やかされて上昇志向がありません。しかし価値観が多様化し、社会を違う面からとらえようとしている分、実はモデルチェンジを促進する役割を果たすかもしれません。特にデザイン、アート、独自のセンスというようなことを価値にした事業を作るうえで、ポテンシャルを秘めた人材である可能性があります。

次回は経済成長モデルの転換に、同じく人材面から大きく影響を与える中国の帰国子女組の生態についてご紹介していきたいと思います。

リソース:東洋経済

独VW、2018年までに中国の人員33%増員へ

[上海 19日 ロイター] ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE: 株価, 企業情報, レポート)は19日、2018年までに中国の従業員数を33%増強し、現在の7万5000人から10万人以上にする方針を明らかにした。中国での生産拡大を受けたもの。

VWは中国に7つの工場を新設する計画で、そのうち5つは年内に稼働の予定。2018年までに中国での年間生産能力を現在の2倍近い400万台強に拡大することを目指している。

VWはまた、中国での電気自動車の販売を2014/15年度にも始めると発表した。

リソース:ロイター

仏プジョー、第1四半期の中国自動車販売台数は過去最高

[パリ 19日 ロイター] 仏PSAプジョー・シトロエンは19日、第1・四半期の中国での自動車販売台数が前年同期比で31%増加し過去最高になったと発表した。

販売台数は14万2000台で、同社の中国市場でのシェアは4%近くとなった。

プジョーの声明によると、中国第2位の自動車メーカー、東風汽車<0489.HK>との合弁で製造している「東風プジョー」ブランド車の販売が24%伸び、全体の成長をけん引した。

リソース:ロイター

中国、資本勘定を自由化する環境ができた=人民銀行副総裁

[ワシントン 18日 ロイター] 中国人民銀行の易綱副総裁は18日、強固な経済・財政状況や銀行セクターの改善によって、中国が資本勘定を自由化する環境ができたとの認識を示した。

「そうなれば、中国は一応資本勘定を交換可能にする準備が整ったと思う」と国際通貨基金(IMF)のパネル討論で述べた。

副総裁は、中国が、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロリストへの融資を防止する規則や、異常な状況下で講じるマクロプルーデンシャル措置の導入を目指していると述べた。

リソース:ロイター

上海モーターショー開幕 参加企業は「東京」の10倍超

中国の若者向けに開発したコンセプト車を発表する日産自動車のアンディ・パーマー副社長=上海、斎藤徳彦撮影

【上海=南日慶子、斎藤徳彦】アジア最大級の自動車展示会「上海国際モーターショー」が20日、開幕した。世界の主要自動車メーカーが、世界一の自動車市場向けに最新鋭の車をお披露目した。尖閣問題の影響で昨年以降、販売が落ち込んでいる日系各社も、現地で開発した新車を発表し、巻き返しをねらう。

2012年の中国の新車販売台数は1930万台と、4年連続の世界首位。13年は史上初の年間2千万台超えが濃厚となっており、上海モーターショーの地位は一層高まっている。

今年の参加企業数は、部品メーカーを含め世界の18カ国・地域から約2千社にのぼる。「世界5大モーターショー」の一角に位置づけられる東京モーターショーの10倍以上。東京には参加しない米自動車大手3社のゼネラル・モーターズ、フォード・モーター、クライスラーも顔をそろえる。世界で初めて発表される車種も、過去最多の111モデルに達する見通しだ。

リソース:朝日新聞

中国四川省でM7、28人死亡

【北京共同】新華社電によると、中国四川省雅安市芦山県で20日午前8時2分(日本時間同9時2分)、マグニチュード(M)7・0の地震が起きた。中国メディアによると、少なくとも28人が死亡した。死傷者は「100人以上」との報道もある。同省成都の空港は閉鎖され、多くの建物が倒れたという。現地では余震が相次いでいる。震源の深さは13キロ。中国軍の成都軍区は救助活動のため、兵士2千人を出動させた。

リソース:ロイター

2013年4月11日木曜日

中国鳥インフル、東アジアの鳥ウイルスと混合か

中国政府系研究機関の中国科学院は、上海周辺で感染が広がる鳥インフルエンザ「H7N9型」のウイルスが東アジアの野鳥と現地の鳥のウイルスが混合してできた可能性があるとの研究結果をまとめた。上海周辺にたどり着いた渡り鳥と現地の鳥の間で感染が繰り返されたことで、遺伝子が変異した可能性がある。10日の新華社電が伝えた。

中国科学院病原微生物・免疫学重点実験室がウイルスの遺伝子を解析して分かった。同実験室は、上海や浙江・江蘇両省からなる長江デルタ地帯でウイルスの変異が起きた可能性が高いと分析している。

H7N9型については、3種類の鳥ウイルスに由来する可能性が高いことが日本や中国などの研究機関によるデータ解析で明らかになっている。

リソース:日本経済新聞

中国の鳥インフル感染者33人に-人から人感染は確認されず

4月11日(ブルームバーグ):鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」の感染拡大が懸念される中国で、10日に新たに5人の感染が確認され、ウイルス感染者は計33人になった。  

当局は全国の家禽市場の検査と、ウイルスが検出された場所での家禽の処分を指示した。同国の金融中心地である上海ではこれまでに15人が感染、5人が死亡している。    

世界保健機関(WHO)によれば、ウイルスが人から人に感染したとの証拠は依然見つかっていない。    

原題:Four-Year-Old Boy in China Cured of Bird Flu as H7N9 CasesRise(抜粋)

リソース:Bloomberg