2013年3月2日土曜日

古紙、2ヶ月連続上昇 アジア向け3月積み

中国で原料積み増し

製紙原料となる古紙のアジア向け3月積み価格は段ボール、雑誌、新聞の古紙でそれぞれ前月水準を上回った。上昇は2ヶ月連続。為替の円安が進んだうえ、中国での工場増設をにらみ現地の製紙会社が原料を積み増している。

指標となる関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)がまとめた3月積み価格は段ボール古紙が1キロ16.268円で前月比6%高い。新聞古紙は同3%高の16.831円、雑誌古紙は6%高の17.25円だった。段ボールと新聞が16円台となるのは昨年3月積み以来、1年ぶり。

2月の春節(旧正月)が明けて中国の経済活動が通常ベースに戻りつつある。また現地で段ボール原紙などの新工場が年内に稼働する予定で、古紙の引き合いが増えるとみられるため原料確保に動く製紙会社が増えているもようだ。

リソース:日本経済新聞

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