[北京 8日 ロイター] 中国税関当局が8日に発表した2月の貿易統計によると、輸出は前年同月比21.8%増加した。伸び率は市場予想の10.1%を大きく上回った。
輸入は15.2%減少。減少率は1年1カ月ぶりの大きさとなり、予想の8.8%よりも大きかった。
その結果、2月の貿易収支は153億ドルの黒字となった。予想は77億5000万ドルの赤字だった。1月は292億ドルの黒字だった。
春節(旧正月)の影響を取り除くために1─2月でみると、輸出は前年同期比23.6%増、輸入は5%増。予想はそれぞれ17.6%増、10.0%増だった。中国の大型連休に当たる春節は昨年が1月に、今年は2月にあった。
ダイワ(香港)のエコノミスト、Sun
Chi氏は「輸出は1月と2月どちらも相当堅調だった」と指摘。「回復傾向を示しており、幸先は良い。輸入については、需要が落ちているのか、もしくは価格要因なのか見極める必要がある」と述べた。
1─2月の貿易総額を国・地域別でみると、対日本は8.2%減、対欧州連合(EU)は3.2%増、対米国は14.8%増、対東南アジア諸国連合(ASEAN)は22%増だった。
リソース:ロイター
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