2013年1月18日金曜日

「iPhone5」中国販売の出足堅調、株価は下落

米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)は、新型スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」の中国での販売が、14日の発売から3日間で200万台を超えた。「iPhone」の中国販売としては最高の滑り出しという。
だが、シティリサーチがアップルの投資判断を引き下げたことを受け、17日の米国株式市場で同社株は下落している。

スマートフォン市場の競争激化に対する懸念は和らいでおらず、株価の重しとなっている。17日午前のナスダック市場で、アップル株は一時、1.7%安の501.23ドル。月初めから14日にかけては13%近く下落した。

シティリサーチは16日、アップルの投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価を675ドルから575ドルにそれぞれ引き下げた。iPhone5の話題が収まってきていることや、スマートフォンの競争改善を理由に挙げた。

アップルは9月、アイフォン5を米国などで発売。投入後の3日間で500万台以上を販売していた。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は声明で「iPhone5に対する中国消費者の反応は信じられないほど素晴らしく、発売後最初の週末の販売は新記録を達成した」と述べた。

中国はアップルにとって2番目の規模を持つ市場。アナリストは、アップルの長期的中国戦略の成否は中国移動(0941.HK: 株価, 企業情報, レポート)と提携できるかどうかにかかっているとみている。

リソース:ロイター

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