2013年1月23日水曜日

「アメーバ経営」中国に輸出 京セラ系がコンサル

京セラ系のKCCSマネジメントコンサルティング(KCMC、東京・港)は中国の企業を対象にコンサルティング事業を始める。京セラ創業者の稲盛和夫氏が生み出した経営管理手法「アメーバ経営」をもとに、独自の部門別採算管理法の導入を支援し、人件費高騰などで経営環境が厳しい中国企業の成長を後押しする。

上海市に現地法人を設立し、昨夏に営業許可を得た。従業員12人、資本金は500万元(約7100万円)でKCMCが80%、残りを中国の個人2人が出資した。名誉董事長に稲盛氏、董事長に日本空港でアメーバ経営導入を指導した森田直行・日本航空前副社長が就いた。

アメーバ経営は、会社の組織をできるだけ小集団に分け、採算管理する手法を採る。各事業の業績を開示することで、全社員に経営参画の意識を持たせられることから、国内企業の間で導入する動きが広がっている。中国でも稲盛氏の著書は翻訳され、現地の中小企業経営者の関心が高く需要があるという。

リソース:日本経済新聞

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