2013年1月7日月曜日

時価総額上位 様変わり 中国勢半数、成長見込む

株式市場でもアジア企業の躍進が目立つ。日本を含むアジア企業(除く金融)の時価総額ランキングを2012年末時点で集計したところ、上位3社は中国石油天然気(ペトロチャイナ)など中国や韓国勢が占めた。

日本勢で上位10位に入ったのは3銘柄にとどまり、順位は4位のトヨタ自動車が最高だった。03年末のランキングで、トップも含め上位10社中6社が日本企業だったのに比べると様変わりだ。

個別銘柄だけではない。世界取引所連盟(WFE)によると、12年11月末時点でアジアの株式市場における日本株の時価総額シェアは23%。03年末(52%)の半分以下に落ち込んだ。一方香港も含めた中国株の比率は03年の22%から40%に増え、立場は逆転している。

世界の投資家が「株式投資を通じてアジアの成長を取り込もうとしている」(米コンサルティング大手、タワーズワトソンのカール・ヘス氏)状況が浮かび上がる。

アジア企業の時価総額ランキング
2012年12月末時点、単位億ドル。
カッコ内は03年末の順位、―は未上場
順位 企業名 時価総額
1 (3) 中国石油天然気 2,648
2 (5) 中国移動 2,331
3 (6) 韓国サムスン電子 2,077
4 (1) トヨタ自動車 1,461
5 (32) 中国海洋石油 967.1
6 (8) 中国石油化工 966.7
7 (11) 台湾積体電路製造 860
8 (―) 中国神華能源 820
9 (9) ホ ン ダ 659
10 (2) NTTドコモ 630

(注)金融情報会社FTSE調べ

リソース:日本経済新聞

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