2013年1月18日金曜日

「新・新興国」での日本、援助大国だが投資小国

日本は「アジア新・新興国」のCLM(カンボジア、ラオス、ミャンマー)でどの程度の存在感があるのか。官民のマネーが手掛かりとなる。

まずは政府開発援助(ODA)。経済協力開発機構(OECD)によると、2007~11年に日本が3カ国に供与した資金は計13億ドル(約1140億円)弱。全体の18%を占めて首位だ。

ただし、これはOECD未加盟の中国を含まない。例えば受け手側のカンボジア政府によると、10年の中国からの援助額は120億ドルで日本(143億ドル)に肉薄する。

直接投資額を見れば、中国の躍進は一目瞭然だ。3か国への累計投資は262億ドルで全体の3割超を占める。対する日本は8億ドルで、シェアはわずか1%だ。

日本は統計上は「援助大国・投資小国」といえるが、現地の人々が抱くイメージは正反対だ。・・・

リソース:日本経済新聞

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