ネット広告のアドウェイズは今月末までに中国ネット大手2社と、ゲームの開発などでパートナー契約を結ぶ。中国の2社は同国でミニブログ「微博」を運営する新浪(シンラン)と、交流サイト(SNS)などを手掛ける騰訊控股(テンセント)。ゲームのほか、広告取引を今後優先的に請け負う。中国で広告事業拡大を狙う。
新浪には同社がスマートフォン(高機能携帯電話)向けに運営するサービスで使えるゲームを開発、提供する。アドウェイズは上海市と重慶市に開発拠点がある。広告主からの発注を受けて、製品などの紹介ができるゲームを作る。2013年中に日系企業50社、現地企業100社からの受注を目指す。
もう1社の騰訊控股は各種ソーシャルメディアの広告枠の売買を委託する提携企業としてアドウェイズを認定することになった。SNSやブログ、チャットなど騰訊控股は幅広くネット事業を展開しており、各サービスに設けている広告枠を今後優先的に取り扱う。
アドウェイズは販促支援なども広告主に提案し、仲介で得る手数料収入増に結びつける。
新浪と騰訊控股は中国を代表するネット企業で、同社の提供する主力サービスはいずれも3億人以上と巨大な顧客基盤を抱えている。アドウェイズは03年に中国に進出しており、その実績を認められた。
リソース:日本経済新聞
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