2012年12月3日月曜日

小松-上海便 県に増便中止連絡 中国東方航空「需要見込めない」

中国東方航空が来年二月六日から週五便に増便予定だった石川県の小松空港と中国・上海を結ぶ国際定期便(週四便)について、県側に増便中止を連絡してきたことが分かった。沖縄県・尖閣諸島の国有化に伴う日本と中国の緊張の高まりで、期待した利用が見込めないと判断したとみられる。

県によると、小松-上海便は月、木、金、日曜の週四往復の運航。当初は十月十七日から水曜を加え週五便とする予定だったが、反日デモ激化後に同三十一日に延期となり、日本人の利用減で搭乗率も落ち込んで来年二月に延期されていた。

県関係者によると、機材を小型化し搭乗率の低下を抑えていたが、十一月十六日に同社から「増便しても需要が見込めない」と連絡があり、中止の意向を伝えてきた。

中国南方航空の富山-北京・大連便が十月二十八日から運休になるなど、各地で尖閣問題の影響が出ている。 (室木泰彦)

リソース:中日新聞

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