「千軍易得、一将難求」
千軍は得易きも、一将は求め難し
解釈:多くの軍兵は容易に集められるが、それを統率する、
ただ一人の武将を得るのが難しい。
出典:『通俗編』 武功
「人心之不同也、如其面焉」
人心の同じからざるは、其の面の如し
解釈:人の心が同じでないのは、顔がそれぞれ同じでないのと一緒。
出典:『春秋左氏伝』
「知者不言、言者不知」
知る者は言わず、言う者は知らず
解釈:知恵のある者は言葉が少なく、言葉の多いものは知恵が少ない。
出典:『老子』
「終身譲路、不枉百歩」
終身路を譲るも、百歩を枉げず
解釈:謙譲を以って世に処すれば、失うことは少なく、かえって得るところが大きい。
出典:『新唐書』 朱敬則伝
「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味」
心焉に在らざれぱ、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえども其の味を知らず
解釈:心にこそ感受性の源があり、心が作用しなければ、自分が向き合う対象の意味は理解することも判断することもできない。
出典:『大学』
「巧言令色、鮮矣仁」
巧言令色、鮮なし仁
解釈:言葉巧みで顔つきもにこやかな人物にかぎって、徳の少ないことが、おうおうにしてある。
出典:『論語』 学而
「君子豹変、小人革面」
君子は豹変し、小人は面を革む
解釈:君子は時に応じて、豹の毛が生え変わるように、鮮やかに変化する。これに反して、小人は上の人に従う顔つきだけはする。
出典:『易経』革・上六 (先奏)
「去好去悪羣臣見素」
好を去り悪を去れば、群臣、素を見わす
解釈:上の者が好きだとか嫌いをおもてに出さなければ、下の者も本心を現わし、何を考えているかがわかるというもの。自分の考えを隠して、相手の考えを先に読む。
出典:韓非 『韓非子』
「君子避三端」
君子は三端を避く
解釈:文士の筆端(筆の先)とは知識や才能、武士の鋒端(刀の先)とは武力、腕力、弁士の舌端(舌の先)とは弁舌巧みに言い負かすようなやり方。
才能や知識をひけらかしても、他人の尊敬は得られない。
力でねじふせても、心の中では従わない。
弁舌で言い負かしても、共感は得られない。
出典:『韓詩外伝』
「巧詐不如拙誠」
巧詐は拙誠に如かず
解釈:巧みに偽り人を欺こうとするよりも、拙くとも誠意を示すほうが、ずっと相手に響くもの。
出典:『韓非子』 説林
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