会社設立コストが安い中国
中国は日本より物価が安いです。北京の物価は東京の1/4ぐらい。地方都市に行けば、物価の差はさらに大きくなります。このため、会社設立するときに必要な資金も、日本より安く済みます。もちろん始める事業にもよります。
例えば、北京で駐在員事務所代行サービスを提供する会社を設立したときの初期費用は下記の通りです。
家賃:9500元(14万2500円)/月+敷金1カ月分(50㎡、冷暖房電気代水道代込み、立地は東京で言えば新宿付近、オフィスビルのランクとしては中の上ぐらい)
オフィス家具:1万元(15万円)(社長机、イスセット、木製キャビネット、事務机×4、事務イス×4、スチールキャビネット、茶棚、ロッカー、会議机、イス×6)
オフィス機器:2万5000元(37万5000円)(パソコン2台、FAX、プリンター)
人件費:3000元(4万5000円)/月(新卒1名、日本語可)
合計:5万7000元(85万5000円)
主要な経費は上記ですが、その他の事務用品などを含めても日本円で100万円はかかります。
外資企業の最低資本金
中国で会社設立する際には、実際にかかる費用は少ないのですが、外国人や外国企業が中国で会社を設立するに当たっては、比較的高額の最低資本金額が規定されています。最低資本金は会社を登記する都市、業種によっても違うのですが、北京で規定額が最も低いコンサルティング会社を設立する場合でも、最低資本金額は
10万米ドル(1200万円)となっています。
同じ北京のコンサルティング会社でも、中国人や中国企業が会社を設立する場合の最低資本金額は10万元(150万円)ですので、外国人の個人に対してはかなり高い参入障壁が設けられていることがわかります。
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