2012年12月3日月曜日

中国の全店舗名 イオンに統一 規模拡大 地域に密着

イオンは24日、中国で展開する総合スーパー「ジャスコ」の全店の店名を2013年3月1日付で「イオン」に変更する。あわせて地域密着型の事業展開を強化。1店舗あたりの規模も拡大し、消費者の需要の変化に対応して品ぞろえを拡充する。

24日、山東省青島市で記者会見したイオン中国本社の辻晴芳社長が明らかにした。青島では同日、9月の反日デモで損壊した「ジャスコ黄島店」が約2か月ぶりに営業を全面再開した。イオンは全店を加え、香港を含む中国地区で総合スーパーを36店展開している。

店名変更とあわせて、店舗のある地域での清掃ボランティアなど地域密着型の事業展開に力を入れる。反日デモ店舗が襲撃されたことを受け、「地域になくてはならない存在になることが(襲撃などの)リスクの軽減につながる)(辻社長)と判断した。

総合スーパーの1店あたりの規模拡大にも着手する。標準的な売り場面積を7千平方メートルから1万5千平方メートルと2倍強に広げる。消費者の生活水準向上に合わせ品揃えを拡充し、集客力を高める。(青島〈中国山東省〉=進藤英樹)

リソース:日本経済新聞

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