2013年2月11日月曜日

街と伝統工芸PR ツアー・製作体験が続々

国内でもアジアからの観光客受け入れ拡大に向けたPR活動が広がる。東京観光財団は都内の商店街と連携し、各地で集客イベントを開く。

「ここがアイドルの店が集まる竹下通りです」-。第一弾の舞台はファッションの発信地、原宿・表参道。東京観光財団は約500店が加盟する商店街振興組合原宿表参道欅会と共同で、無料の街歩きツアーを開く。原宿・表参道の特徴的な建物を紹介したり、サブカルチャーをテーマに裏路地を案内したりする。

東京の伝統工芸である銀製指輪や七宝キーホルダーなどの製作体験コーナーも設ける。伝統工芸士がアジアからの観光客に工芸品の歴史を説明しながら指導する。

表参道ヒルズに設けた総合案内所で公式ガイド本(4000部発行)を無料配布する。東京観光財団の担当者は「訪日の目的として買い物を挙げる外国人観光客が多く、ブランドの発信地である原宿・表参道をキャンペーン第一弾の地区として選んだ」と説明する。

官公庁の調べでは訪日外国人の多くが無料の公衆無線LANが少ないことに不満を抱いている。このため表参道エリアの屋外で誰でも高速インターネットを利用できる「Wi-Fi(ワイファイ)」環境が整備された。

同財団は都内のほかのエリアでも同様のキャンペーンを定期的に企画し、安全で楽しい「TOKYO」を売り込む。

リソース:日本経済新聞

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