2013年2月27日水曜日

外国の個人観光客 開拓

小田急 英・韓・中のサイト刷新  京急 精算機、多言語に対応

私鉄各社が外国人観光客向けのサービスを強化している。小田急電鉄は英語や韓国語などの観光サイトを刷新し、見やすくした。京浜急行電鉄は外国語表示の自動精算機を駅に順次導入していく。外国から訪れる主に個人観光客の利便性を高め、沿線観光地の集客増加につなげる。

小田急は外国人観光客向けの観光情報のウェブサイトを一新した。閲覧場所によってトップページのコンテンツを変える。海外から閲覧する場合は沿線観光地の大まかなイメージを伝える内容を充実させる。国内で見る場合は電車の乗り換え案内など実用的な情報をわかりやすく説明する。

同サイトは英語、韓国語、中国語、台湾語で配信し、スマートフォンにも対応する。箱根や江の島・鎌倉などの沿線観光地やモデルコースなどを紹介。観光客の入国後の利便性を向上させるため、切符の購入や乗車マナーなどの「電車の乗り方ガイド」を流す。「外国人には乗り換えが難しい」(小田急)という新宿駅構内の案内なども掲載する。

京急はこれまで日本語と英語だけで表示していたICカードの自動精算機を、中国語と韓国語でも表示できるようにする。3月末までに品川駅など主要12駅に導入する。その後は全72駅(泉岳寺駅を除く)に順次設置する。韓国や台湾の個人旅行客は、ICカードを購入して鉄道を利用することが多いという。

リソース:日本経済新聞

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