【中国証券網】 「今の経済情勢で離職するか」――。29日、中国の大手就職ポータルサイト「前程無憂」が発表した「2013年版離職・賃金調整リサーチ報告」(以下:報告)によると、マクロ経済情勢が不透明な情勢下、社員の離職と企業の賃上げともに控え目な態度が取られている。北京晨報が伝えた。
データによれば、2012年、社員の離職率は16.7%と11年の18%を下回った。また、企業は13年の賃上げに対してより慎重な姿勢を取っており、予定する賃上げ幅は8.6%と12年から1ポイント低下した。だが、報告は、「85後」(85年代に生まれた者)の離職率はずっと高位で推移していると指摘している。
「報告」によると、「85後」の離職率は22%と16.7%の平均値を上回った。離職の理由については、「賃金と福利に満足していない」との回答が圧倒的な比重を占めた。アナリストによると、「85後」や「90後」といった新世代社員の企業忠誠度は低く、離職率は相対的に高い。
また「報告」は、13年の賃金上昇率は8.6%と12年を小幅に下回るが、金融業の賃金及び技術開発スタッフの賃金は相変わらず大幅に上昇すると予想した。
13年の予想賃上げ幅を業界別に見れば、金融業が10.4%と先頭に立つ。次いでバイオ医薬業界、不動産業及びエネルギー・化学工業の順で、それぞれ9.2%、9.1%、8.9%だ。製造業の賃上げ幅は7.8%になると見られている。
競争圧力が日増しに大きくなっている情勢下で、ますます多くの企業が体制の転換に乗り出した。この方面では、技術開発類の従業員が主力となるため、予想賃金上昇率は10.1%と1位だ。これに対し、業務担当従業員の賃金上昇率は最も低く、推計で6.9%となる。
(翻訳 劉英/編集翻訳 伊藤亜美)
リソース:YAHOO!ニュース
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