「中国人はすぐにやめる!」「給料のいいところに転職する!」とよく言われていますし、実際にそのようなケースも多く見られますね。が、それは中国人の問題でしょうか?
先日上海で、日系大手企業が出資した人材集約型の現地企業を訪問しました。従業員は100%中国人、給与体系も2,000元が基本で、一部の特殊能力の方は5,000元と、これも一般的な給与水準、いや、むしろ低いくらいです。
が、この企業を訪問してまず最初に驚いたのが、社内にマッサージルームがあることです。パソコン、電話等の作業が多い仕事内容だけに、運動量よりは、神経的な負担が多い業務。企業内でそのようなサービスをしているのは確かに理にかなっています。実際、その企業の離職率率は、10%を切っています。驚異的だと思いませんか?
次に案内していただいたのが、心理カウンセリングルーム!とある日系の工場で自殺者が出たというニュースを随分前に聞きましたが、心の病はインフルエンザよりも重症だと私は思います。さらに施設内には卓球台も設置された広々とした休憩所があり、またその部屋が路上に面していて、外からは何やら楽しそうな会社に見えるような仕掛けが・・・社員旅行などのイベントは当たり前にあり、この会社なら社員も精神的にリラックスできますし、配偶者や両親、友達からも「いい会社で働いているわね!」ときっと言われることでしょう。
給料だけではない部分・・・まずは、経営者・上司が明るいこと!経営の方針、各自のミッション・将来像が示せていることに加えて、職場環境は大変重要だと思います。費用はかかりますが、社員のモチベーションが上がることで業務効率や定着率が上がれば、これは安い買い物ではないでしょうか?
リソース:中国ビジネスヘッドライン
0 件のコメント:
コメントを投稿