台湾金融監督管理委員会(金管会)は1日、中国の銀行が台湾の一部金融機関に最大20%まで出資することを認めると発表した。台湾と中国の経済的な結び付きの深化に伴い、中国の銀行による出資比率の上限を引き上げる。
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の尚福林主席は1日、金管会の陳裕璋主任委員と台北で会談。金管会は、台湾の金融持ち株会社の銀行部門に関して、中国の銀行1行が最大2割保有することが認められるようになるとの声明を発表した。
兆豊証券の銀行アナリスト、荘弼彦氏(台北在勤)は声明発表前、「台湾の銀行は中国からの投資を呼び込むことを期待しており、中国での将来の事業拡大も視野に入っている」と述べていた。
中国は適格国内機関投資家(QDII)制度の下で中国の商業銀行に対し、台湾株に投資することを認める。
金管会によれば、台湾と中国が1日結んだ取り決めは60日以内に発効する。(ブルームバーグ Cindy Wang)
リソース:SankeiBiz
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