ヤマダ電機は22日、中国にある南京店(南京市)を5月末で閉鎖すると発表した。2012年3月に開店したが、想定よりも売上高が低迷していた。沖縄県・尖閣諸島問題に端を発する日本製品の不買運動も響いたとしている。中国に残る2店は営業を続けるという。
閉鎖する南京店は店舗面積が1万6000平方メートルの大型店。土地と建物は賃借しており、跡地は他社への転貸などを検討する。売上高は公表していない。
ヤマダは10年12月に遼寧省瀋陽市に瀋陽店(店舗面積2万4000平方メートル)を開業し、中国市場に参入した。11年6月には天津市に天津店(同1万5000平方メートル)を開業。13年度末までに5店に増やす計画だったが、南京店以降の出店を凍結していた。
海外事業は今後、昨年12月に傘下に収めたベスト電器が店舗網を持つ東南アジア市場の開拓に軸足を移す考え。
リソース:日本経済新聞
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