2012年11月19日月曜日

中国語ホームページの注意点

①サーバー
②ICP番号
③百度
ホテル・旅館業を含め、中国人観光客に向けての情報発信として、
中国語ホームページを持つ企業が増えてきています。
「企業の中国語ホームページは、現地で本当に見られているのか?」
ここには、超えなければならない3つの壁があります。

1.中国国内のサーバーを活用する
「Google China」の問題が記憶にある方も多いと思いますが、
中国のインターネットでは、
中国政府の検閲が入ることは広く知られています。
情報を管理監督する立場として、
政府から一方的にホームページへのアクセス遮断を行うこともあります。
当然ながら、その遮断基準は公開されていないため、
いつどうしたら行われるのかは不明です。
アメリカ発祥のインターネットサービスへのアクセスが出来なく、
日本のインターネットへのアクセススピードが遅いなどの特徴があります。
以上の点を問題なく越えるためには、
中国語ホームページを持つ際にサーバーを中国国内におくことが望ましいのです。

2.ICP番号を取得する
中国で公開されているホームページをよく見てみると、
「辽ICP备00000000号」等の番号が記載されています。
これは、ホームページ公開時に中国政府に申請をし、
許可を得ている証明になります。
中国では、インターネット上で情報を公開する場合、
個人・法人にかかわらず必ずICP番号の届出をする必要があります。
情報のみを提供するサイトは「ICP登録」、
インターネット上で決済などのeコマースサービスを提供する場合は、
「ICP許可」が必要となります。
ICP番号は、インターネットサイトを公開する前に申請が必要であり、
登録・許可が無く公開した場合は5万元~10万元の罰金が科せられる事もあります。
ICP番号の申請・管理は、各省や直轄市の通信管理局が行っています。

3.百度(baidu)対策を行う
中国語ホームページを見てもらうためには、
日本では「Google」と「YAHOO!」対策が必要であるように、
「百度(baidu)」の対策がウェブ活用する際の必須項目ということになります。

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