2013年3月7日木曜日

中国、鉄鉱石高騰で世界大手3社などを「市場操作」と非難

[上海 6日 ロイター] 中国の国家発展改革委員会(NDRC)は6日、この半年間で80%上昇している鉄鉱石価格について、市場を操作しているとして、鉄鉱石供給の世界大手3社や一部トレーダーを非難する声明を出した。

NDRCはウェブサイトで「大手3社や一部トレーダーは、供給不足との偽のシグナルを市場に与えるため、出荷を遅らせたり、在庫を出し惜しみしたりして供給をコントロールしてきた」と指摘。具体的な企業名については言及していない。

鉄鉱石輸出における世界上位3社は、英豪系資源大手リオ・ティントとBHPビリトン、ブラジルのヴァーレ

原材料価格の上昇により、中国の大手鉄鋼メーカーは軒並み赤字に転落している。

世界最大の鉄鉱石輸入国である中国は、世界全体の需要の6割を占めている。

ベンチマークとなる鉄鉱石価格<.IO62-CNI=SI>は昨年9月初旬に1トンあたり約87ドルと3年ぶりの安値に下落したが、それ以降急速に上げ足を速め、12月だけで25%上昇したほか、今年1月には1年3カ月ぶりの高値となる152.50ドルをつけた。

リソース:朝日新聞

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