2013年2月7日木曜日

アジア開拓「日本風」で

本家仕込みの温泉旅館 趣味狙い和太鼓教室 「まず台湾」多く

旅館、趣味講座、アパレルなど「日本風」をキーワードにアジア市場開拓をめざす中小サービス業が増えてきた。質の高い接客や特有の文化を売り物に、経済成長で中間層が拡大している新興国などの需要をとらえる。人口減少による国内市場の縮小を補う形で、製造業に比べ遅れていたサービス分野でも海外に活路を求める中小企業が増えそうだ。

石川県七尾市の和倉温泉の老舗旅館、加賀屋(小田孝信社長)は、2010年に台北市内に温泉旅館を開業。正座の仕方から始まり料理の出し方など、日本で半年間の研修を受けた台湾人の客室係10人が中心となり、日本同様のきめ細かな接客サービスを提供する。

台湾で宿泊した台湾人の25%が日本の「本家」も訪れているという。こうした「リピーター」を含め台湾から年間8千~1万人を呼び込む効果を上げている。・・・

リソース:日本経済新聞

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