2012年12月25日火曜日

米国高級バッグブランド「HUNTING WORLD」中国へ本格的に進出

10月にオープンした杭州市杭州タワーの店舗
 
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、全世界の販売権をもつ米国高級バッグブランド「HUNTING WORLD(ハンティング・ワールド)」を、中国市場においてGoldstone Development Ltd.(本社:Hong Kong, Managing Director: Frank Chau)をパートナーとして 本格的な店舗展開を開始することとなりました。北京第一号ブティックを12月22日に、上海第一号ブティックを12月29日にオープンします。10月にオープンした西安店、杭州店と合わせて、中国国内店舗は2012年内には合計4店舗となります。これらの大都市への出店を皮切りに、今後更に出店を加速させていく予定です。

近年当社では、強みとするブランドビジネス分野で、重点地域として位置付けられている中国をはじめとしたグローバル展開を加速しています。消費市場の拡大が続いている中国は、既に欧米の主なファッションブランドが参入し、競争はますます激化しています。その中で、個性と品質を兼ね備えた上質な“本物”のライフスタイルブランドへのニーズが、今後一層高まることが予想されます。また中国消費者のアウトドアへの関心は急速に高まっており、アウトドアブランドがファッションのカテゴリーとして中国の消費者に認知され、定着してきました。

バチュー・クロス*のバッグで有名な「ハンティング・ワールド」は、設立以来‘Live The Adventure’をブランドコンセプトに掲げ、“挑戦・誇り・人間愛”をキーワードに、生活の中に冒険心を抱き続ける人へメッセージを発信しながら、時代を超えても変わらない価値を追求してきました。
自らも探検家として世界中の大自然に身を置いていた創設者のロバート・リー(以下、ボブ・リー)にとって中国は思い出深い国です。約40年前に中国カシュガル市からスタートするシルクロード探検旅行を敢行しており、著書”China Safari”には、難路の旅行に際して触れ合った人々の素朴で温かい人柄に彼が魅了されたことが記されています。「ハンティング・ワールド」のメッセージは必ずやボブ・リーが愛した中国の人々からも大きな支持を得られるものと期待しています。

既にオープンしている西安店、杭州店では、「ハンティング・ワールド」を代表するバチュー・クロスシリーズへの評価も高く、上質なレザーを使用しクオリティにこだわったレザーコレクションも加え、幅広く商品展開をしております。このたびの北京、上海など大都市への出店により更なるブランドプレゼンスの向上を目指し、5年後は25店舗、小売上代ベース30億円の展開を計画しています。

またこのたびの中国への進出を足掛かりとし、“Greater China”(中華圏)域内である、香港、台湾、マカオへの出店、さらにはラグジュアリーブランド市場でも堅調な伸びを示しているシンガポールを中心とした東南アジア地域への進出も目指し、「ハンティング・ワールド」のグローバル展開を加速してまいります。
 

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