2012年12月20日木曜日

ベネッセHD、中国が黒字に 来期営業

ベネッセホールディングスの中国事業の営業損益は2014年3月期に黒字に転換する見通しだ。13年3月期は教育事業の海外は13億円の営業赤字を計画しており、ほとんどを中国が占めるようだ。中国で幼児向け通信教育の会員数が伸びており、15年3月期には北米などほかの地域も含めた海外全体で初の赤字解消を目指す。

中国には06年に進出し、0~6歳児向けの通信教育「こどもちゃれんじ(中国版では楽智小天地)」を展開する。約100カ所のショッピングモール内で消費者が教材を実際に手に取って体験できる場を設けたり、テレビ番組を放映したりして認知度を高めてきた。

人気キャラクター「しまじろう」は巧虎(チャオフー)という名で知られている。教材は絵本や歯の磨き方など幼児向けの情操教育が中心だ。月齢、年齢別に毎月家庭に郵送する。就学年齢向けに比べると政治に左右されにくい。9月中旬、反日デモが起きた後も解約は増えず、会員数の増大ペースに大きな影響は出ていないようだ。

会員数は10月末時点で49万人と前年同月より2割増加した。営業所やコールセンター設置の準備費用が一巡しつつある。

「こどもちゃれんじ」の日本国内の会員数は116万人。少子化で減少傾向だ。

リソース:日本経済新聞

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