2012年12月3日月曜日

エンシュウ 中国、タイの部品調達拡大

工作機械のエンシュウの土屋隆史社長は十三日、中国とタイの工場で三年後をめどに、工作機械部品の現地調達率を15~20%拡大する考えを明らかにした。現地企業との取引を増やすことで製造コストを削減し、事業全体での営業利益率を2・5ポイント引き上げて8%とする計画だ。

中国では山東省・青島に、タイではバンコク郊外に、それぞれ工作機械の組立工場がある。計画では、中国工場の現地調達率を75%から90%に、タイ工場では40%から60%に引き上げる。

国内工場についても、海外メーカーの部品の品質を見極めながら海外調達を進めて、現状の二割から五割程度に引き上げる方針。

エンシュウは、製造コストの削減に継続的に取り組んでおり、二〇一三年三月期の連結業績では、営業利益率は5・5%を見込む。工作機械事業で6・7%から10%まで高めることにより、全体の利益率を引き上げる。

土屋社長は「工作機械では、作り込む作業を重ねていく中でコストの改善が図れている。自動車やバイク部品で高めていくのは難しいため、工作機械で、もう少し利益率を上げていきたい」と語った。

リソース:中日新聞

0 件のコメント:

コメントを投稿